医療事故・医療過誤・医療ミスについて弁護士に相談したい患者さん・ご家族さまへ。主に近畿圏(兵庫・大阪)で活動しています。

医療事故・医療過誤(患者側)事件に集中して取り組んでいます

弁護士 小野郁美

くすのき法律事務所(兵庫県弁護士会所属)

〒650-0015 神戸市中央区多聞通3丁目2番9号 甲南スカイビル710号室

もしかして医療事故かも…?
一度、弁護士に相談して
みませんか。

 

医療過誤ってどのくらい起きているの?

医療過誤って、どのくらい起きているのでしょう。

 統計の取り方が非常に難しい上、研究同士の比較もしにくいですが(何を医療過誤とするかの定義をどうするかが難しいところがあり、この定義が研究により異なるので研究同士の比較もしにくい)、これまで公表されている例を挙げてみます。

海外の例

※参考文献

  新たな疫病「医療過誤」次の犠牲者にならないために 朝日新聞社2007
  医療過誤対策全米調査プロジェクト 青木書店2001

 

1970年代半ばに入院したカリフォルニア住民の5%が医療ケアによって障害を受け、1%が回復不可能な障害を負うか、死亡している。

Harverd Medical Practice Study(1991)

 1984年にニューヨーク州の51病院を退院した患者を対象に30,195人を無作為抽出して調査。
  その3.7%に有害事象(入院期間の延長、退院時の心身の障害)が発生。そのうち、13.6%は死亡、2.6%には不治の障害が残った。
  有害事象のうち26.7%(全体の約1%)は医療過誤(但し、当該地域の医師に期待される標準に達しない、ということ)、有害事象で死亡したうち、51.3%は医療過誤。

コロラド州、ユタ州での調査(1992)

   無作為抽出の15,000人の診療記録を調査したところ、入院患者の有害事象発生率は2.9%、そのうち死亡したもの7%。有害事象のうち、29.2%が医療過誤。

日本の研究

妊産婦死亡の原因の究明に関する研究班の報告(1997.5)

妊産婦死亡197例中、70%以上の委員が救命可能性があったとしたものが72例 (36.5%)

 

医療事故の全国的発生頻度に関する研究報告書(厚生労働科学研究 平成17年度)

 一般病床200床以上、平均在院日数30日以内の病院から無作為抽出
 入院患者4389件のうち、入院前、入院中の有害事象発生例が441件(1.1%)。このうち、明らかに誤った医療行為や管理上の問題が認められたものは7件(1.6%)。医療行為や管理上の問題が原因となった可能性が高い(50%以上)は244件。
 結果として患者の死亡が早まったもの14件。1年後も患者に障害が残っており、影響が50%以上と考えられるもの7件。

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 お一人やご家族だけで悩んでいると、ぐるぐると同じところを堂々巡りになってしまうことが多いと思います。勇気を出して、相談してみませんか。

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