医療事故・医療過誤・医療ミスについて弁護士に相談したい患者さん・ご家族さまへ。主に近畿圏(兵庫・大阪)で活動しています。
もしかして医療事故かも…?
一度、弁護士に相談して
みませんか。
【お知らせ】新規のご相談受付を、2024年12月9日(月)から再開致します。(2024.12.3)
私は、弁護士登録した時(2000年4月)から、一貫して医療事件(医療事故・医療過誤)に力を入れてきました。5年前からは医療事件のみを取り扱っています。
また、兵庫医療問題研究会の事務局長、医療事故情報センターの理事を務めてきました。
私の父は、地方総合病院に勤める内科医でした。当時はいわば24時間オンコール(常に待機した状態)で、私が大学生になるころまで、父が家にいてくつろいでいる姿をほとんど見たことがありませんでした。
とにかく家にいないのです。
夜になっても全然帰ってこず、朝方一瞬帰宅して、食事を取ってまた病院へ行ったり、夜から明け方にかけて二度三度と呼び出されて(昔ですので、黒電話でジリリリンですから、そのたび家族も起きる)、そのつど病院へ行くことも日常的でした。日曜の朝も必ず入院患者さんの様子を見に行っているのでやっぱりいません。子どもの夏休みも年末年始も関係ありません。出かけるといってもすぐに呼びに行ける床屋か銭湯だけ。父の服は、いつも全て重ねたまま脱いであって(ゴルフシャツ+セーターとか)、病院から連絡が来ると、一瞬のうちにそれに袖を通し、2分くらいで身支度をして走って出て行くのです。本当に昔話ですが、私の父は生活のほとんど全てを、患者さんのために捧げていた、と言ってもよいかもしれません。(なお私はこの状態を肯定しません。よく過労死しなかったな、と思っています。医師の長時間過重労働の問題は改善すべきです。)
そんな家庭で育ちましたので、日々の診療に携わっている現場の医師(と医療従事者の方)がどれほどに骨身を削って、患者さんのために、また、よき医療を提供するために尽くしているのか、ということを強く感じ取っていました。医療という営みの奥深さ、素晴らしさ、またその限界についても、常々考えておりました。医療は魔法ではなく、限界もあります。
私も医師を目指そうかとも思ったのですが、権利があっても守られない人たちを法の力で守ろうとする姿にあこがれ、弁護士を志すことにしました。そのうちに、父を見て育った私は、「よき医療」を追求するということに法律家の立場から関われないか、と思ったのです。
人にも、組織にも、失敗はつきものです。そこは仕方がありません。エラーを「無」にすることはできないと思います。
問題は、その失敗をどうするか、ということです。
一番いけないのは、それを隠蔽することでしょう。
逆に大切なのは、失敗の内容を明らかにして、何がいけなかったのかを考え、改めるところは改め、二度と同じことが起きないようにする、ということだと思います。このフィードバックの営みを通じて、失敗を糧に、よりよい姿に近づいてゆけるのだと思います。そして、このフィードバックの営みこそが、失敗により失われた尊き生命や身体に対するあがないだと思うのです。
このことは、医療機関(医師を始めとした医療従事者のみなさま)からみても、同じはずです。医療機関と、患者側代理人の私が見ている頂上は同じだと思っています。
この切り口から、私は「よき医療」を追求するために、医療事件(医療事故・医療過誤)の患者側代理人を積極的に引き受けよう、という強い思いを持って弁護士になり、今に至ります。
今も、医療事件に取り組めば取り組むほど、なおさらに医療に対する敬意は深くなっていると思います。(敬虔な気持ちとすら言えます。)
まず、何が起こったのかを明らかにしたい。
医療の限界も念頭において慎重に検討したけれど、それでもミスと言えることがあったなら、きちんと責任を取って、しかるべき償いをしてほしい。
もっとよい医療を目指してほしいから、不十分だった点は積極的に改善してほしい。
そして、この営み全体を通じて、よりよい医療が実現してほしい。
※「患者側弁護士のための実践医療過誤訴訟」加藤良夫・増田聖子著 日本評論社2004、43頁
できる限り「何が起きたかを解明」した上で、そのできごとについて、法的な責任が発生するのかどうか、という法的な問題を検討します(法的な調査)。
この法的な検討は、診療内容の解明に加えて、当該疾病に対する対応(治療)のあり方等も併せて検討するため、医学的知見と法律的な知見と併せた、綿密な検討が必要です。
調査を経て、法的な責任追及が可能であれば、交渉や調停、裁判などの手続きを用いて、法的な責任追及(損害賠償請求)を致します。(これが弁護士の本来的な仕事です。)
医療事故に遭われた方の願いは、お金=損害賠償だけではありません。
重度の後遺障害や死亡という、重い結果に苦しんでご相談にお越しの方ほど、解決に向けては、被害回復(損害賠償)とともに「二度と私たちと同じような目にあう人がないようにしてほしい」と強く願っていらっしゃいます。
弁護士の本来的な仕事は、損害賠償請求権の確保と実現(またそれに関連する範囲での事実調査)ではありますが、私は、金銭的な解決のみにとどまらず少しでも機会を捉えて、反省謝罪を求めたり、再発防止策について申し入れたり協議したりすることで、これからの医療安全につなげてゆきたい、と考えて活動しています。
初回ご相談は、リモート(ZOOM)の方式でも承ります。
お一人やご家族だけで悩んでいると、ぐるぐると同じところを堂々巡りになってしまうことが多いと思います。勇気を出して、相談してみませんか。
実際に相談された方の感想 も参考になさってください。
受け付けは、24時間承っております。(土日祝日や休暇期間を除いて3営業日以内にご返信をしております。)
「医療ミスにあったかもしれない…」そんな時は私にご相談下さい。尋ねやすい雰囲気で、分かりやすい説明を心がけております。
一度ご相談してみませんか。
ご相談された方の感想はこちら
経歴などはこちら
〒650-0015
神戸市中央区多聞通3丁目2番9号甲南スカイビル710
JR神戸駅、高速神戸駅(阪急・阪神・山陽)から徒歩2分
相談申し込みフォームからの受付は24時間承っております。
近畿圏のご相談をお伺いしております。
各地にある弁護団・研究会をお尋ねになることをお勧めいたします。