医療事故・医療過誤・医療ミスについて弁護士に相談したい患者さん・ご家族さまへ。主に近畿圏(兵庫・大阪)で活動しています。

医療事故・医療過誤(患者側)事件に集中して取り組んでいます

弁護士 小野郁美

くすのき法律事務所(兵庫県弁護士会所属)

〒650-0015 神戸市中央区多聞通3丁目2番9号 甲南スカイビル710号室

もしかして医療事故かも…?
一度、弁護士に相談して
みませんか。

 

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【お知らせ】現在、多忙のため、新規のご相談受付を中止致しております。再開致しましたらまたこの欄でお知らせ致します。(2023.10.1)

医療事故・医療ミスを積極的に取り扱っている、信頼できる弁護士って、どこにいるんだろう…?

「インターネットで検索すると、医療事件を取り扱う法律事務所はたくさん出るのだけれど、どこに相談していいのか分からなくて…」と今でもよく言われます。そのたびに、まだまだ情報発信が足りないのだと痛感しています。
 そこで、具体的な情報発信のために、このサイトを作りました。

医療過誤事件を集中的に取り扱って20年です

 私は、弁護士登録した時(2000年4月)から、一貫して医療事件(医療事故・医療過誤)に力を入れてきました。5年前からは医療事件のみを取り扱っています。

 また、兵庫医療問題研究会の事務局長、医療事故情報センターの理事を務めてきました。

私には、この問題に対するミッションがあり、ビジョンがあります。

どうして、私は医療事故・医療ミスに取り組んできたのか(私のミッション)

私の父は、24時間オンコール状態の、激務の内科医でした

私の父は、地方総合病院に勤める内科医でした。当時はいわば24時間オンコール(常に待機した状態)で、私が大学生になるころまで、父が家にいてくつろいでいる姿をほとんど見たことがありませんでした。

とにかく家にいないのです。

 夜になっても全然帰ってこず、朝方一瞬帰宅して、食事を取ってまた病院へ行ったり、夜から明け方にかけて二度三度と呼び出されて(昔ですので、黒電話でジリリリンですから、そのたび家族も起きる)、そのつど病院へ行くことも日常的でした。日曜の朝も必ず入院患者さんの様子を見に行っているのでやっぱりいません。子どもの夏休みも年末年始も関係ありません。出かけるといってもすぐに呼びに行ける床屋か銭湯だけ。父の服は、いつも全て重ねたまま脱いであって(ゴルフシャツ+セーターとか)、病院から連絡が来ると、一瞬のうちにそれに袖を通し、2分くらいで身支度をして走って出て行くのです。本当に昔話ですが、私の父は生活のほとんど全てを患者さんのために捧げていた、と言ってもよいかもしれません。(なお私はこの状態を肯定しません。よく過労死しなかったな、と思っています。医師の長時間過重労働の問題は改善すべきです。)

患者さんのために奮闘する医師の姿と、医療の限界を目に焼き付けて

そんな家庭で育ちましたので、日々の診療に携わっている現場の医師(と医療従事者の方)がどれほどに骨身を削って、患者さんのために、また、よき医療を提供するために尽くしているのか、ということを強く感じ取っていました。医療という営みの奥深さ、素晴らしさ、またその限界についても、常々考えておりました。医療は魔法ではなく、限界もあります。

「よき医療」を追求するために、法律家として関われないか

私も医師を目指そうかとも思ったのですが、権利があっても守られない人たちを法の力で守ろうとする姿にあこがれ、弁護士を志すことにしました。そのうちに、父を見て育った私は、「よき医療」を追求するということに法律家の立場から関われないか、と思ったのです。

「失敗」は無にできない。けれど失敗を「隠ぺい」「うやむや」「繰り返す」ことは、失われた尊い生命や身体に対する最大の侮辱(2020.5.24)

人にも、組織にも、失敗はつきものです。そこは仕方がありません。エラーを「無」にすることはできないと思います。

 問題は、その失敗をどうするか、ということです。

一番いけないのは、それを隠蔽することでしょう。

 逆に大切なのは、失敗の内容を明らかにして、何がいけなかったのかを考え、改めるところは改め、二度と同じことが起きないようにする、ということだと思います。このフィードバックの営みを通じて、失敗を糧に、よりよい姿に近づいてゆけるのだと思います。そして、このフィードバックの営みこそが、失敗により失われた尊き生命や身体に対するあがないだと思うのです。

 このことは、医療機関(医師を始めとした医療従事者のみなさま)からみても、同じはずです。医療機関と、患者側代理人の私が見ている頂上は同じだと思っています。

私のビジョン

 この切り口から、私は「よき医療」を追求するために、医療事件(医療事故・医療過誤)の患者側代理人を積極的に引き受けよう、という強い思いを持って弁護士になり、今に至ります。

 今も、医療事件に取り組めば取り組むほど、なおさらに医療に対する敬意は深くなっていると思います。(敬虔な気持ちとすら言えます。)

 

まず、何が起こったのかを明らかにしたい

 医療の限界も念頭において慎重に検討したけれど、それでもミスと言えることがあったなら、きちんと責任を取って、しかるべき償いをしてほしい。

 もっとよい医療を目指してほしいから、不十分だった点は積極的に改善してほしい。

 そして、この営み全体を通じて、よりよい医療が実現してほしい。

 そんな気持ちで、日々仕事に向かっております。

被害にあわれた患者さんとご家族には「5つの願い」があります

 ※「患者側弁護士のための実践医療過誤訴訟」加藤良夫・増田聖子著 日本評論社200443

  • 原状回復「大切な家族を返してほしい」「元の体に戻してほしい」
  • 真相究明「どうしてこうなったのか本当のことを知りたい」
  • 反省謝罪「悪い点があったなら反省して謝って欲しい」
  • 再発防止「二度と同じような目にあう人がないようにしてほしい」
  • 損害賠償「償いをしてほしい」

まずは「事実の調査!」
患者さんとご家族の出発点「何が起こったのかを知りたい」に応えます

患者さんやご家族さまは「私や家族に何が起こったのか知りたい」というお気持ちでいっぱいでしょう。

 これに対して私は、私が持っている弁護士としての技量(技術)と、医学的見解や医学文献を検討する力で、「何が起きたのかを解明する」お手伝いを致します。(事実の調査・確認)

この調査のプロセス抜きに、医療過誤・医療ミスの検討を進めることはできません。

事実の調査の上で「法的責任」の検討をします

 できる限り「何が起きたかを解明」した上で、そのできごとについて、法的な責任が発生するのかどうか、という法的な問題を検討します(法的な調査)。

この法的な検討は、診療内容の解明に加えて、当該疾病に対する対応(治療)のあり方等も併せて検討するため、医学的知見と法律的な知見と併せた、綿密な検討が必要です。

医療機関に責任があると考えられる際には、法的手続(交渉、調停、訴訟)で被害回復を図ります

 調査を経て、法的な責任追及が可能であれば、交渉や調停、裁判などの手続きを用いて、法的な責任追及(損害賠償請求)を致します。(これが弁護士の本来的な仕事です。)

患者と家族の願いはお金だけではない!「再発防止」へつなげたい

医療事故に遭われた方の願いは、お金=損害賠償だけではありません。

重度の後遺障害や死亡という、重い結果に苦しんでご相談にお越しの方ほど、解決に向けては、被害回復(損害賠償)とともに「二度と私たちと同じような目にあう人がないようにしてほしい」と強く願っていらっしゃいます。

 弁護士の本来的な仕事は、損害賠償請求権の確保と実現(またそれに関連する範囲での事実調査)ではありますが、私は、金銭的な解決のみにとどまらず少しでも機会を捉えて、反省謝罪を求めたり、再発防止策について申し入れたり協議したりすることで、これからの医療安全につなげてゆきたい、と考えて活動しています。

初回ご相談は、リモート(ZOOM)の方式でも承ります。

一度相談してみようかな? と思われましたら…

 お一人やご家族だけで悩んでいると、ぐるぐると同じところを堂々巡りになってしまうことが多いと思います。勇気を出して、相談してみませんか。

実際に相談された方の感想 も参考になさってください。

受け付けは、24時間承っております。(土日祝日や休暇期間を除いて3営業日以内にご返信をしております。)

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